和田多香子さんへ
○和田さんのインタビューを読んだ感想
 読んでいて涙が出ました。今年指定研修で特別支援学校に行き一日サポートをしましたが、私にはとても職業としてはやっていけないと思うくらい、支援学校の大変さを学びました。
 担任二年目になって生徒との関係にも慣れてきた私は、段々と生徒のできないことにばかり目がいっていたんだなと反省しました。保護者とのポジティブな言葉のコミュニケーションは、ぜひ私も取り組んでいきたいと思います。

○和田さんへのメッセージ
 和田さんは、一期生同士ということもあり、よくお話しする機会が多かったです(と私は一方的に思っています)が、いつもみんなの輪の中にいておおらかにみんなのことを見守ってくれている印象があります。そのあたたかさがよく表れている記事だなと思いました。
 それぞれ違う大変さがあると思いますが、頑張りましょう〜!

○編集後記の問いかけについて
 クラスマッチや運動会など、やはりイベント時には生徒と一緒に盛り上がるなぁと思います。最近は担任の生徒との関係性を無理につめようとせず、生徒の雑談に混ざるようにしています。たとえば生徒の持ち物や、イメチェンしたことに言及してみると、そこから生徒が嬉しそうに日常のことを話してくれます。友達のような距離感である意味「同化」することで、また生徒の違う一面が見られると思います。

1期生 桑野怜奈さん
大沼智恵さんへ
○大沼さんのインタビューを読んだ感想
 私も大沼さんと同じ2年目で、1年の担任をしていますが支援が必要な児童が多い、小さな言いつけや訴えが毎日あることなど「同じだな」と感じる点も多かったので頷きながら読ませていただきました。しっかり対応するべき時と、言いたいだけの時の判断が難しいなと思います。言いにくる子は決まってるので、こちらに余裕がないとないがしろにしてしまったり。私は相手を大事にしない言動には指導したり、「〜が嫌だったよと言ってきてごらん」と言いに行かせたりしますが、「〜が廊下走ってた」というような言いつけはほぼ相手にしていません。

○大沼さんへのメッセージ
 休みの日にスポーツをしたり、アウトドアのスタッフさんをされたりと体を動かしてリフレッシュされていて素敵です!早く帰ろうな雰囲気の職場、良い面もあるのでしょうが、家に帰ってやるなら早く帰っても結局同じじゃん…という気持ちになりますよね。
 私の職場も毎日施錠時間が決まっていて追い出されます。(早くて6時半、遅い日は7時半なので大沼さんの職場よりは遅いかなと思います。)
 大沼さんの記事を読んで、私も頑張らなきゃ!と思いました!同じ2年目、勤務地は遠いですがお互い頑張りましょう♪
 またお会いできる日を楽しみにしています。

○編集後記の問いかけについて
 ICTはなかなか…私もうまく使わせることができていません。
 1年生だからというのもありますが、パソコンを使わせるのが手段ではなく目的になってしまうことが多々あるので、それが嫌だなぁと思っています。
 最近は、やっと検索エンジンの使い方を教えたので、生活科でやっている国際理解で中国の動物や食べ物などについて調べさせました。Yahooキッズのソフトキーボードを使って文字を打たせています。Webページの漢字が読めないのが厄介です…
 読んであげたり、時には「読めるとこだけ読んでごらん」と言ってみたり。それでも主旨を掴める子はいるので褒めまくっています。あとは、ご存知かもしれませんが「たこたたき」という計算ゲームもおすすめです。
 今2年生は掛け算の練習をしていると思うので、ぜひ調べて見てください。
 ローマ字を勉強するまではなかなかパソコンを使わせるのにも制約がありますよね。
 今度お会いした時に私もいろいろ伺いたいです。

1期生 平野亜美さん
大森穂乃香さんへ
○大森さんのインタビューを読んだ感想
 素敵な言葉との出会いを作るってのが素敵やなって思いました。私は色々な人生の先輩と出会うことって自分の生き方を考える上で大切だなって思っていて、教師になったらそのような取り組みをしたいなと思ってます。その中で色んな人とzoomなどを用いて出会えるような機会を作りたいなと思ってたんですが、素敵な言葉を見つけることが色んな人の考えに触れたり、生き方に触れることになるなと思って、ぜひやってみたいなと思いました!素敵なアイデアありがとうございます🤍

○大森さんへのメッセージ
 お久しぶりです!大森さんご教師になる前に坂浦さんとお話ししたのが懐かしいです!色々と研修でお会いできるんですけど、ゆっくり話せてないんでまたお話ししたいです🤍

○編集後記の問いかけについて
 心を動かされたというか、気が引き締まった話になるんですが、子どもってよく大人を見てるな、気づいてるなと毎回思います。だからこそ、ありのままの自分自身でむきあっていきたいし、ありのままで恥ずかしくない自分でありたいなと思います。

2期生 杉江萌花さん
大森穂乃香さんへ
○大森さんのインタビューを読んだ感想
 私も中学二年生の国語を担当しているため、親近感をもって読むことができました。
 毎日、名言を掲示するようにするという取り組みはいいなと思いました。私も担任になったらやってみたいです。

○大森さんへのメッセージ
 毎日忙しい中、子どもたちに寄り添って教員をやられている姿が伝わりました。同じ中2国語を担当する身として、遠くから応援しています!

匿名
山嵜芽加汰さんへ
○山嵜さんのインタビューを読んだ感想
 真面目に真剣に、頭と心をフル回転させながら現場で戦っている山嵜さんのお姿が脳裏に浮かびました。
 目の前の子どもの未来と成長を常に意識することは、当然のようでふと抜け落ちてしまいがちなこともある難しいことだと思います。その軸をブラさずに子どもたちと向き合っている様子に、尊敬の念を抱きました。私も学びたいと思います!

○山嵜さんへのメッセージ
 私も結構メンタル弱め男子です。保護者クレームなどが来るとかなり凹み、必ずと言っていいほどその日はその夢を見ますし、長いと1ヶ月くらい悶々とします。
 ただ最近は、こういう言い方は良くないですし絶対口には出しませんが、「自分が救った子」や「自分のおかげで成長できた子」のことを思い出し、「自分のことを教員として必要としてくれている子どもがいる」と自分に言い聞かせるようにしています。
 全員を全員救いたいとつい思ってしまいますが、誰か一人の人生を変えることだって、並大抵のことではないですよね。我々の仕事は、本当に尊いと思います。
 自分に自信をもって、子どものためにお互い頑張りたいですね!

○編集後記の問いかけについて
 子どもと目線を合わせようとすること、同じ温度で話を聞こうとすることが、「真摯」かなと思います。相手の情熱や想いに正面から本気で答えようとすることが、我々の持つべき「真摯さ」だと思っています。

1期生 尾形光祐さん
山下慎司さんへ
○山下さんのインタビューを読んだ感想
 教師の仕事がどういうものなのか、わかりやすく、また、大学院での経験が活きているのだと感じました。

○山下さんへのメッセージ
 山下さんに負けないよう、自分も頑張ります!

○編集後記の問いかけについて
 道徳の授業のような、答えのない問いや、回答が二極化するような問いを作るようにしています。(例)「公欠ってアリ?ナシ?」

匿名
山下慎司さんへ
○山下さんのインタビューを読んだ感想
 大学院で磨かれた確かな専門性を武器に携え、生徒が概念的知識(思考)を獲得できるように授業改善されている山下さんのお姿に、私は非常に感銘を受けました。教職はどうしても多忙を極めているゆえ、日々の業務をこなすことに精一杯となってしまうのがリアルな実情です。こうした通り過ぎる日々の中であっても、生徒が事実的知識を積み上げて終わってしまうのではなく、生徒が構成する概念的知識に少しでも変容をもたらそうと、生徒の探究心に火をつける良質な「問い」を山下さん自身が探求されている姿勢、私は心から敬意を表します。今後の長い長い苦楽に満ちた教育キャリアを歩んでいく上で、教員にとって「専門性」は一つの大きな指針になりうるのだと、近況レポートを拝読させていただく中で再確認させていただきました。ありがとうございました。

○山下さんへのメッセージ
 山下さんと語り合いたい話は尽きませんね。続きは飲みの場にて。

○編集後記の問いかけについて
 「理解」と「納得」。非常に興味深いテーマですね。ぜひOBOG研修会のどこかでシンポジウムとフロアディスカッションを行ってもらいたいものです。私見にはなりますが、私は「納得」にいたるためには、「対話的な学び」を通した質の高い理解(事実から概念へ)が大切であると考えます。これは学習指導要領で示されている授業改善の視点「主体的・対話的で深い学び」を構成する一側面でもあり、まさに山下さんが挙げていただいたコミュニケーションの3段階を通した学習過程そのものです。「教材との対話」を通して問いに対する自身の原体験や素朴概念を喚起し、「他者との対話」を通して未知の考えや事実に触れ、「自己との対話」を通して自身が納得する概念を再構成する。こうした学習過程の積み重ねの先に、子どもたちは日常生活の中でも良質な「理解」を重ね、自ら「納得」することができるようになるのだと考えます。山下さんの好事例を通して勉強させていただきました。本当にありがとうございました。

2期生 濱田活仁さん
大島稜平さんへ
○大島さんのインタビューを読んだ感想
 子どもたちの可能性を信じて、それを子供達に伝えることを体現していらっしゃってて、自分の子どもができたら、ぜひ担任してほしいなと思いました。そのための色々な秘訣も随所にあって、来年からの参考になりました!

○大島さんへのメッセージ
 お久しぶりです!杉江です!
 大島さんのあたたかーい人柄がインタビューからも溢れてて、読んでてすごくホカホカになりました!ご多忙だと存じますが、お身体に気をつけて頑張ってください〜!
 また、研修等で会えましたらよろしくお願いします🤲

○編集後記の問いかけについて
 海外旅行大好きで毎年のように海外に行ってます
 おかげで、話すことには困らないですし、授業で行った国の話題が出た時ちょこっと私のその国での体験を話すと盛り上がる色々な価値観、文化があることへの理解、そして未知の世界に想いをはせるきっかけになればいいなーと思ってます
 留学でたくさん友達ができたので、次はその子たちと教室を繋げたいと思ってます👍

2期生 杉江萌花さん
土屋有美華さんへ
○土屋さんのインタビューを読んだ感想
 土屋さんが、がんばっている姿を見れてうれしかったです!

○土屋さんへのメッセージ
 時々OBOG会で会う土屋さんの雰囲気のままで、毎日教壇に立っているんだろうな〜と伝わるレポートでした。
 学力的にはかなり大変な学校なのかなと想像できましたが、丁寧な土屋先生の対応で一人ひとりに向き合えば素敵な生徒との関係が築けるのだと思います。
 息抜きを大切に!!がんばりすぎず!!教員生活楽しんでください♪

○編集後記の問いかけについて
 日本語教育には、「やさしい日本語」というものがあります。
 大学で、日本語が少しできる留学生と関わる機会が多いので、これを常に意識しています。
 話すスピードはゆっくりですが、ただスピードを落とせばいいわけではなく、単語の間で少し切るぐらいです。単語のまとまりがわからなくなると、外国人は余計に混乱します。
 また、日本人が簡単な日本語を話そうとすると助詞が抜けやすいのも注意です。
 「学校は休みです。」などでも「学校 休みです」と言いがちです。
 意味は通じますが、日本語を学習した人なら助詞も習っているので入れた方がスムーズです。
 教員のみなさんは、生徒はもちろんその保護者など、日本で生活者として暮らす外国人と関わる機会が多いと思います。
 そんなとき、無理に英語や母語を使おうとするのではなく、やさしい日本語で話すのは非常に有効なコミュニケーションの方法です。
 また、あくまで言語はツールでしかないので、何語であっても完璧である必要はなく、通じることが一番大切だと思います。

1期生 松原さくらさん
土屋有美華さんへ
○土屋さんのインタビューを読んだ感想
 保護者対応で細かなことでも電話連絡をすることや、わからないことはどんどんいろいろな先生に相談をすることなど、共感する部分が多くありました。
 また、外国にルーツがある等多様なバックグラウンドや、学習面・家庭生活のこと等それぞれ困り感を持つ子どもたち一人一人に寄り添おうとする姿勢が素敵だなと思いました。

○土屋さんへのメッセージ
 土屋さんお久しぶりです。お元気そうでとっても嬉しいです。またお話できる日を楽しみにしています!

○編集後記の問いかけについて
 知的障害を対象とする特別支援学校の小学部では、伝える情報をかなり精選し、なおかつ平易な言葉で伝える必要に毎日迫られます。
 そして、私が関わる自閉症の子どもたちは特に、あまりに強固なこだわりや望ましくない対人コミュニケーション等、社会の中で暮らしていく上での課題となりうる行動がみられることもしばしばあります。
 それゆえに、「なぜ」それをすべきか/してはいけないのか(それをすることによって、大人の都合ではなく、子ども自身にどんなメリット・デメリットがあるのか)を伝えなければならない状況になることも多いです。
 強く叱る、罰としてその子の楽しみにしていることをできなくする等その場を納めるだけの対応の方が正直簡単ではあります。が、子ども自身が理由を聞いて納得することで、望ましい行動を自発的に、より安定して取れるようになるのではないかと思います。
 子どもたちが、自分だけでなく、周囲の人も含めみんなでハッピーに暮らしていくために必要な行動を取れるようになってほしいという思いから、ひらがなで思考する・伝えるを普段から心掛けています。

1期生 和田多香子さん
青木七海さんへ
○青木さんのインタビューを読んだ感想

 昨年度5年の担任をしていたので、分かる分かる!!と頷きながら読みました。
 先生がいなくても、指示しなくても考えて行動できる子にする指導って結構難しいと思うんです。
 リーダーとなる子を育てたり、フォロワーシップを育てたりする必要もあり…昨年度はそこまでやり切ることができなかったので、青木さんの指導の仕方もいつか詳しく聞いてみたいと思いました。
 私もおっちょこちょいで、子どもに助けてもらっていました!た。

○青木さんへのメッセージ

 服装について、自治体によって大きく異なると思いますが、私は普段着、かなりラフな格好で行っています。チノパンにパーカーとか、ジーパンで行くときもあります。
 夏はサンダルの先生も。
 そもそも、私の自治体は先生が全員ジャージで授業をするので参考にならないかもしれません。
 卒業式は礼服(スーツカンパニーで購入)入学式も1年目担任でなければ礼服、私は今年1年担任だったので、セレモニースーツのお店で白いワンピースに白いジャケットを購入しました!

○編集後記の問いかけについて

 校務分掌、私の学校は3クラス×6学年なので、2年目の私は2つだけです。国語科主任と、評価・指導要録というもので、国語科主任は「教育実践研修」というものの国語部に参加し、全体会等の出席(出張)と、校内の国語科教育の推進に務めるという抽象的な仕事です。あとは、学校に送られてくる作文コンクールや副教材等のPRのような雑誌を活用する・見送る等の判断、市独自の作文コンテストの取りまとめ等です。
 評価・指導要録は、ほとんど仕事がありません。
 (昨年度は初任で栽培が分掌であたっており、学習園の管理がとても大変でした…)
 校務分掌は軽い方ですが、やはり時間は取られますし、「この時期にこれを」という〆切ものも多いので気を遣います。忘れていたら学校全体に迷惑かけるということもありえるので。
 社会人としての仕事経験としては、必要なのかもしれませんが、教員の仕事量を考えると外部委託なりなんなりして、負担軽減ができたらとても嬉しいなと思います。  (事務・会計等これは教員の仕事じゃないよな…と思う仕事も割とあるので…)
 校務分掌は、教科主任等、教員が担うべき仕事も多くあります。それよりも学年の会計業務(お金を扱う作業)を外部委託できたらと考えています。
思いついたことを思いついたまま書き、まとまっておらずすみません。

1期生 平野亜美さん
青木七海さんへ
○青木さんのインタビューを読んだ感想

 「忘れ物が多い」「事務作業が苦手」(そんなことないと思いますが笑)という話から、青木さんは飾らない性格でいらっしゃるんだろうなと思うと同時に、親近感を抱きました。
 クラスの掲示物の写真を拝見しましたが、【〇〇だから△△したい】という子どもが主体的となって生み出した言葉や【大作戦】【わくわく】といった子どもが興味関心を持つような言葉を使われていて、参考になりました!また、「自分たちでいいと思ったことはどんどんやって」という言葉は私も使いたいなと思いました。私は生徒会の係をやっているのですが、なかなか主体的な運営を子どもたちにさせることが難しく、悩んでいます。青木さんの言葉を読み、子どもたちは失敗を恐れているのかもしれない…と考えることができました。

○青木さんへのメッセージ

 青木さんの言葉や教室風景の写真から、青木さんの子どもへの深い愛情が伝わってきました!
 青木さんのその愛情が子どもたちにも伝わっているので、信頼関係が気づけているんだろうなと思いました!
 遠いところからですが、応援しています📣

○編集後記の問いかけについて

 充分に教材研究ができていない先生がいる以上、事務仕事と校務分掌は減らすべきだと思います。教師はまず授業ができてこそのような気がします。

匿名
奥村輝星さんへ
○奥村さんのインタビューを読んだ感想

 教員として勤務し始め2週間が経ちました。
 私も特別支援学校で中学生をみているため、子どもとの関係の築き方の難しさに共感いたしました。
 「子どもからの好感度を求めるうちは一流の教師ではない」という先生からのお言葉を私も聞けて、すごく心が軽くなりました。
 最近、「先生から心を開かないと子どもは心を開かないよ」とアドバイスをいただいたことがあります。それも一理ありますが、毎日が緊張と忙しさの中にある私としては、今回の言葉に救われました。

○奥村さんへのメッセージ

 私も特別支援学校で中学生をみています。
 まだまだ子どもたちの将来を見据えながら仕事をすることは、未熟な私には難しいです。しかし、奥村さんのように子どもの未来を思い、仕事に情熱を捧げる人になりたいと思いました。
 遠いところからですが、応援しています!

匿名
森田彩花さんへ
○森田さんのインタビューを読んだ感想

 明るく、エネルギーを感じるお話でした。校務分掌もさることながら学外の役員もやられているとのこと、ものすごい仕事量ですね。笑顔でこなせて凄いと思います。どの学校、どの学年にもかならずいてほしい先生だよなぁと思いながら拝読しました。
 また、「子どもが楽しいと思う」ことを重視されている様子が伺えて、私も全く同じように考えていたので、ガクガク頷きながら読みました。森田さんのがんばりを読みながら、自分のやっていることもきっと間違っていないなと思えて、個人的にとても嬉しかったです。

○森田さんへのメッセージ

 「楽しい」という感情をとても重視しているように思います。私も全く同感です! 学校はやはりお堅い真面目な方が教員として多いですが、「おもしろい」「楽しい」と思わせることができる大人は強い、と信じています。子どもたちの意欲は(それが学習であれ遊びであれ)、「楽しい」から芽生えますよね。誠に勝手ながら、「同じ考えの人だ!」と思ってワクワクしながら読ませていただきました。
 残業については、私も毎日12,13時間勤務がザラで、悩んでいるところです。子どもと話す時間、親と話す時間が長い分にはいいのですが、事務作業や書類作成がどうにも…。解決のお力にはなれませんが、うまくできている先生のお話を聞く機会があれば、ぜひ共有させて下さい。
 奨学生のときも色々話せて楽しかったですが、また教壇に立つ戦友としてたくさん話したいですね!

○編集後記の問いかけについて

 中学生になると、擦れた笑い(人の失敗や馬鹿にする笑い)も増えてきて難しいのですが、「事実は小説より奇なり」といいますか、YouTubeやテレビの話よりも、私自身の過去の話や同級生の話をすると、とても面白そうに聞いています。例えば、最前列の席で6人並んでゲームの通信対戦をしていたところをそのうちの1人が見つかり、通信していたために全員一網打尽になった話や、同級生が大学に行ってできた彼女に浮気を疑われて包丁を投げられた話など…。やはり人と話しているのが最もおもしろいのかもしれませんね。

1期生 尾形光祐さん
桑野怜奈さんへ
○桑野さんのインタビューを読んだ感想

 「なるほどなるほど、へぇ~!」と、サラッと読んでしまいそうになりますが、よく読むと実は色々な所に目を付け、色々なことを学び、色々なことに挑戦していて、しかもそれを難なくこなしてしまっている所がすさまじいなと感じました。それだけのことをそつなくやってしまうあたりが桑野さんの素晴らしい能力の高さでもあり、私もそういう心構えや態度でありたい、と思いました。

○桑野さんへのメッセージ

 なにより凄いと思ったのは、失敗談をも開け広げに率直に話すことができるというところです。「これは失敗した。次はしないように!」「なんか上手くいかないんだよね、次はこうしてみよう。」と、失敗を事実として淡々と受け止め、次への糧にすることは、言うは易しいですが実際にはかなりの精神的タフネスがないと出来ないことだと思います。(私は、一つ失敗をすると1~2週間夢に見るくらい引きずり、「そういうところが自分の人間的弱さだな」と自分の人格を過小評価したりしてしまうので、本当に尊敬します。)目の前の30人の生徒には30通りの日常・人生があり、毎日変化する彼ら/彼女らを見守る立場として、自分のことでくよくよしているよりも次の一歩に目を向けようという姿勢を、見習いたいと思います。
 子どもたちとの距離感については、本当に悩ましいところですよね。私の学校は男子校なので、担任している生徒も当然みな男の子ですが、それでもやはり難しいです。ただ、他者との距離感については、我々以上に思春期の子どもたちが自分自身でもよく分かっていないことも多々あるのでは、と思います。「この距離感はあの子にとって『失敗』だったな」と思う必要はなく、むしろ我々大人もそうであるように、色々な距離感の人間と付き合っていく中で自分の立ち居振る舞いや距離感を自分で掴んでいく側面がありますから、「彼ら/彼女らのために」と信じてする行動は、胸を張っていいのではないでしょうか。(自戒もこめて。)
 さすが桑野さん、一生懸命がんばっていらっしゃるなと元気をもらえたレポートでした。そろそろ東京・横浜で食事会もしたいですね!お身体気をつけて、今後もお互い頑張りましょう!

○編集後記の問いかけについて

 昨年度の三学期(2022年1月頃)、自分の担任していた中1の生徒で、成績不振のうえ徐々に素行・態度も悪化してきた子がいました。ある日、こちらの指導に対してタメ口で適当に聞き流すような態度を取ったためカチンときて、「お前は今まで一度でも本気で努力したのか!」と本気で怒鳴ってしまったことがありました。初任での担任で右も左も分からず、模試の結果も自分の教科だけ低く、クラスの定期考査の平均点も落ち込んできて…と自分が精神的に苦しかった時期で、生徒にも見下され始めているような被害妄想をしてしまい、何度面談しても改善しているように見えないその生徒の言動が癪に障ってしまったのです。
 その時、彼が「え?」というような目でこちらを見たのを忘れません。その時は激高していたこともあり、「なんでこんなことでこんなに怒られるの?」と思っているんだろうと考えていましたが、その後教員室のデスクでふと冷静になり、過去の成績を見返したところ、彼は二学期の最初の定期テストで10点近くも平均点を上げていたのでした。あのときの彼の顔は、「一度本気で頑張ったのに、見てくれていないのか?」という驚愕と失望の眼差しだったのだということにその時気づいて青ざめましたが、時すでに遅く、翌日から目に見えてこちらを向かなくなりました。それから一年が経ち、クラス替えで担任は替わりましたが、彼は案の定それ以来一度も勉強をしようという態度を見せません。その時が彼の踏ん張りどころだったのに、私が潰してしまったのだと今でも深く後悔しています。
 ただ、一年経って授業で接していくうちに、少しずつまた関係が修復できる兆しが見えてきたような気もしています。それは、目を背けられても「あのときはごめんな」と思いながら日々丁寧に声を掛け続けたことが、やっと芽吹きだしたのかもしれません。きっと答えは簡単で、子どもたちのためを思ってやったことはいつかどこかで彼らに伝わるし、自分の感情にまかせてやったことには彼らは傷ついてこちらを信じなくなるんだ、ということなんだろうと思います。
 まだ乗り越えられてもいませんし成功体験でもないのに長々と失礼しましたが、あれ以来心の距離が大きく離れこちらに背中を向けていた彼が、一年かけて距離は縮まっていなくともきっと背中ではなく顔をこちらに向けてくれているような気がしています。時間が解決する部分も多々あるのだろうと感じつつ、「子どもたちのために」という思いが行動・言動の理由であるように心掛けています。

1期生 尾形光祐さん
桑野怜奈さんへ
○桑野さんのインタビューを読んだ感想

 面白い中でも専門的な授業をされていて桑野さんの国語の授業を受けてみたいと思いました!笑

○桑野さんへのメッセージ

 慣れない環境の中で試行錯誤して取り組まれていたり、「こうしたい」という信念や展望をしっかりもたれたりしていてすごいなと思います。
 3年間担任が変わらないと記載されていましたが、保護者とのやりとりはどのような感じでとられているのでしょうか?
 1番手応えを感じた国語の授業展開はどのようなものがありますか?
 生徒との距離感で気をつけていることはありますか?

○編集後記の問いかけについて

 時間が解決してくれることが多いのかなと思います。その時間の中で経験や知識、自分自身の変化と向き合って乗り越えているのかなと思います。ただ、過去は消えないので忘れないことも大切かと、、、

1期生 西倉彩さん
水小瀬あおいさんへ
○水小瀬さんのインタビューを読んだ感想

 編集後記でも吉田さんがお話になっているとおり、とても素晴らしい『眼』を持った方だなと思いました。
 子どもたちの等身大の姿を過小/過大なく正確に捉え、そして真面目な性格で真摯に向き合う。だからこそ子どもたちもきちんと伸びるし、保護者の方もともに成長を喜んでくれるのだろうと思います。派手なスーパースターではないけれど、堅実で信頼されるチームにいなくてはならない選手だなあという印象を受けました。

○水小瀬さんへのメッセージ

 とても真面目で真剣な方なのだろうというお人柄がよく伝わってきました。授業準備はやればやるほどキリが無くて反省ばかり、保護者との連絡も「自分は結婚してないし子どももいないし…」と不安になるなど、失礼ながら私も全く一緒で、勝手にシンパシーを感じてながら読ませていただきました。
 子どもたちを見つめる眼差しが、良い意味で非常に冷静ですごいですね。若くて上手くいかないことも多い中だと、たまに上手くいったり子どもたちの成長が見られたときに、「私がこういう指導をしたから伸びたんだ!」「あのときの声かけであの子は変わった!」などとつい愛が溢れて(口には出さないまでも)思ってしまうのが普通だと思うのですが、水小瀬さんのレポートを拝見すると、そういう自己顕示が一切感じられず、本当に冷静に子どもたちの成長を願って真剣に向き合っているのだなあと感じました。
 子どもたちの姿をきちんと正確に捉え、じゃあどういう風に接したら良いのかを真剣に考えて向き合う。だからこそ「楽しくワイワイするにはどうしたら...!」と真剣に考えているその顔が「楽しくワイワイ」に見えないのかもしれませんが(笑)、そういう姿勢が、ストレートに子どもの成長という結果を導いているのだろうと思い、承認欲求を自己解決しようとする自分を恥じました。
 なかなか心安まるときもないかもしれませんが、ぜひ今度OBOG会のイベント等でお会いした際には、もっと色々お話を聞かせてください。お身体に気をつけてお互い頑張りましょう!

○編集後記の問いかけについて

 私の近況レポートでお話しした不登校傾向の生徒ですが、同じように「待つことで少しずつでも話してくれてカタルシスできれば…」と思って別の不登校傾向の生徒に接しましたが、上手くいきませんでした。その子は、「先生」という存在そのものに対する畏怖ともいえる敬意があり、「先生に弱音を吐いたり困らせてはいけない」という観念が強く、待っていても「大丈夫です!」「大丈夫です!」というだけで、話が前に進まなかったのです。
 その子は今も不登校が続いており、解決策は分かっていません。どなたかに教えていただきたいです。

1期生 尾形光祐さん
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